2017年はデザインツール・プロトタイピングツールで様々なリリースが行われました。これまでできなかったような事が次々とデザインツールでできるようになり、ワークフローにも様々な変化をもたらしました。

2018年はデザインツール・プロトタイピングツールにどのような動きが起こるのか、Web Design Trendsの編集部の予想を発表します。

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様々なデザインツール・プロトタイピングの登場

2017年はデザインツール・プロトタイピングツールにとって大きな一年となりました。2017年にあった大きな動きを振り返ってみましょう。

Sketchがますます一般的なツールに

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一般的なWebやアプリの制作現場で使われていたSketchですが、2017年の初旬からUIデザインツールのスタンダードとして定着したように感じられます。Sketchは登場したタイミングからPhotoshopやIllustratorを置き換えるツールとして話題になり、実際に今では業界のスタンダードになっています。

アップデートの度に便利な機能が追加されたり、ElementsというUI Kitをオフィシャルで公開したり2017年も様々な動きがありましたね。

Adobe XDの正式リリース


これまでずっとベータ版で公開されていたAdobe XDがついに正式リリースされました。製品版となったので、今後さらに積極的にアップデートを行っていくのではないでしょうか。

InVision Studioの発表


世界的に有名なプロトタイピングツールを提供するInVisionが最強のデザインツール「InVision Studio」を発表しました。発表内容からSketchを凌ぐデザインツールとなることが予想されています。2018年1月にリリース予定なので、間もなく公開されるのではないでしょうか。

FramerがUIデザインツールとして完成


2017年にUIデザインの作成機能が追加され、12月にはベクターツールなどが登場したことによってUIデザインツールとして必要な機能が一通り揃いました。コードを書いてアニメーションやプロトタイプを作成するという点が非常にユニークで、愛用している人も多いデザイン・プロトタイピングツールです。

STUDIOのベータ版がリリース


STUDIO株式会社が提供するデザイン・プロトタイピングツールのSTUDIOのベータ版がリリースされました。2018年も様々なアップデートを予定しているとのことで、国産ツールということもあり応援していきたいですね。

これからのデザインツールはどうなる

2017年もデザインツールに様々な変化や新しいプロダクトの登場がありましたが、2018年、そしてそれ以降のデザインツールはどうなっていくのか予想してみました。

Sketchから様々なデザインツールへの乗り換えが始まる

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2017年まではSketchがUIデザインツールのナンバーワンツールでしたが、2018年以降はデザイナー達が様々なツールへの乗り換えを始めるでしょう。確かにSketchは非常に優れたUIデザインツールですが、Adobe XD、Framer、InVision Studioなどのライバルとなるツールの機能はSketchに劣らないものになってきています。

2018年はさらにそれぞれのツールが大型のアップデートをリリースしたり、まだリリースされていないデザインツールがリリースされるかもしれません。まだしばらくSketchが人気のツールであり続けることは間違いありませんが、多くの人がそれ以外のツールも積極的に利用し始め、今以上に様々なツールが使われるようになるはずです。

ARとの連携


2018年はARがもっと一般的になると見られているため、デザインツール界にも間違いなく影響が及んでくるでしょう。例えばデザインツール上でARのデザインを作成し、書き出したものをWebで表示したり、アプリ上で表示したりなど、ARを用いたデザインの作成が広まり始めるのではないでしょうか。

Web上でのARは、すでにAR.jsというライブラリが登場しており、技術的にはすでに利用可能な状態にあります。まだARの有用性については議論されているようですが、2018年はARが広く使われるようになるのは確実でしょう。

ARの普及に合わせてデザインツールのAR対応も進み、ARのデザインの仕事も増えていくのではないでしょうか。

デザインツールでできることの幅がどんどん広がる


数年前までPhotoshop、Illustoratorでデザインを作成する所で留まっていたのが、今ではプロトタイプの作成が当たり前になりつつあります。特にWeb、IT業界では最新のツールを取り入れてワークフローの効率化が進んでおり、様々なことがデザインツールで行えるようになってきました。

今後デザインツールで行えることはもっと広がっていき、例えばデザインツール上で編集したものをそのままWebサイト上で公開したり、デザインツールで編集してすぐに本番環境で公開したりなど、多くのことをデザインツールで行うようになっていくでしょう。

様々なツールの使い分けが求められるように


様々なツールが登場してきていますが、それぞれのツールによって特徴や良さが異なっているため、プロジェクトに応じてデザイン・プロトタイピングツールを使い分けられるデザイナーのスキルが必要になるのではないでしょうか。

例えば簡単なイラストであればSketchなどが、複雑なデザインを作成する場合はPhotoshopやIllustratorのようなデザイン作成に特化したツールが、短期間でプロトタイプを作成しなければならない場合はProtoPie、Adobe XD、Framerのようなデザインツール・プロトタイピングツールが一体となったツールといったように、目的に合わせて最適なツールというのが異なります。

今後ARやVRが一般的な技術となってきたり、デザインツールからWebサイトやアプリなどのプログラムが直接書き出せるようになったり、色々な未来が予想できます。それによってデザインツールで行うことの幅がどんどん広がっていき、ツール毎の特徴ももっと色濃く出てくるはずです。

それぞれ好みのツールというのはもちろんあると思いますが、状況に応じて様々なツールの使い分けができると、重宝されるデザイナーになることは間違いないでしょう。

まとめ

デザインツールの変化に合わせてデザイナーの働き方も変化してくるのは間違いないでしょう。これまではデザイン作成のみが業務範囲だった人も、ツールの発展に合わせてプロダクト制作まで担うようになるかもしれません。

デザイナーにとっては覚えることややらないといけないことが増えてしまうので負担が増えるかもしれませんが、この波に上手く乗ることができれば、チャンスであることは間違いないでしょう。

最新の情報はしっかりとチェックして、様々なデザインツールを使いこなせることを目指して下さい!

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