筑紫書体やロダンなどの有名フォントを提供する「フォントワークス」が2021年1月にGoogle Fontsで8つの書体の提供を開始しました。

これにより、Google Fontsで利用できる日本語フォントの種類が増え、無料で利用できる日本語Webフォントの選択肢が広がりました。

8つの日本語フォントがGoogle Fontsに登場

今回フォントワークスより提供開始されたフォントは、下記の8つの書体です。

すべて「SILオープンフォントライセンス」で提供されていて、商用利用可能で、Webフォントはもちろん、ゲームやアプリへの組み込みが認められています。

クレー One Regular / Semibold

手で書いたような優しい印象の楷書体フォントです。ミニマルデザインとの相性が良さそうで、Webフォントとして見かける機会も多くなるのではないでしょうか。レギュラーとセミボールドの2種類が提供されています。

トレイン One Regular

線路のように2つのラインで構成されているのが特徴的なフォントです。フォントワークスでは「レイルウェイ」の名称で提供されています。

ロックンロール One Regular

所々で点の代わりに丸が使われているなど、遊び心を持ったポップなフォントです。ロダンがベースとなって作られています。

ステッキ Regular

棒のように直線で表現されたデザインのフォントです。

ランパート One Regular

立体的な壁をイメージして作られたフォントで、力強い印象を持っており、安定感を感じさせます。

レゲエ One Regular

線の末端が細くデザインされていていて、力強さと躍動感を持ち合わせた印象のフォントです。

ドットゴシック16 Regular

一昔前のゲームに使われていたような、レトロなフォントです。トレンドのレトロモダンスタイルのデザインと組み合わせることで、より世界観が引き立ちそうです。

日本語フォントの表現がより豊かに

今回のフォント追加により、Google Fontsで利用できる日本語フォントの幅が広がり、Webフォントで日本語フォントを利用しやすくなりました。

ただし、今回追加されたフォントは1月20日時点ではまだGoogle Fonts上での表示が確認されていません。近日中に追加されると思われますが、利用開始までもう少し時間がかかるようです。

Googleフォントの導入方法や使い方などはこちらでご紹介しています。

Github上でも無料公開中

今回Google Fontsにて提供されている8書体は、同じ「SILオープンフォントライセンス」の元Github上でも提供されており、下記条件の元利用することができます。

  • 商用利用・個人利用問わず無料で利用可能
  • ゲームやアプリへの組み込み、Webフォントとしての利用が可能
  • 派生フォントの作成が可能(配布時のライセンスには制限あり)