ブラウザ上で高性能なデザインツールが利用できるFigmaですが、2019年6月にプラグイン機能が発表されました。
プラグインと言えば、SketchやAdobe XDではすでに導入されており、プラグインを利用することで機能を増やしたり、作業効率をアップさせることができます。
今回は、Figmaに追加されたプラグインがどのような機能なのか、詳しくご紹介していきたいと思います。
INDEX
Figmaとは
Figmaとは、ブラウザ上で動作するUIデザインツールです。
SketchやAdobe XDを使ってUIデザインを作っている方も多いと思いますが、Figmaは少し個性的なデザインツールとなっていて、具体的には下記のような特徴があります。
- 無料で使える
- ブラウザで動作するためインストールが不要
- Mac、Windowsどちらも対応
- オンラインでリアルタイム共同編集が可能
オンラインでリアルタイム共同編集が可能なので、テレビ会議をしながらリアルタイムで修正し、クライアントに確認してもらいながら調整することができるなど、ブラウザで動作するデザインツールならではの使い方が注目されていますね。
Figmaのプラグイン機能とは
では、本題のプラグイン機能のご紹介です。
2019年6月現在では、ベータ版の参加者を募集中というステータスで、まだ一般リリースはされていません。近日中にプラグインを一般ユーザーにも公開するとアナウンスされているため、クローズドテストを行っているのでしょう。
全貌は明らかになっていませんが、すでに公開されているFigmaのプラグインに関する情報をご紹介します。
HTMLとJavaScriptで動作する
Figma Plugin Betaのページで下記のような記述があります。
「私たちが提供するAPIを使って、Figmaにカスタマイズ機能を追加しよう。プラグインは基本的なHTMLとJavaScriptで簡単に作ることができる。」
なんとFigmaのプラグインはHTMLとJavaScriptを使って作られるようです。難しいプログラミングはやったことが無いWebデザイナーでも、HTMLとJavaScriptと言われるとプラグインを作れそうな気がしてきますね。
ベータ版の利用申請が通れば実際にプラグインを制作することができるようになるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
「一般公開」と「チーム内で公開」の2種類
Figmaには、チームで利用する人向けの「Organizationプラン」が提供されていますが、その場合は同じチームに属する人に限定してプラグインを公開することも選ぶことができるようです。
チームでFigmaを使っている人は、それぞれの環境や作業内容に合わせたプラグインを作ることができればチーム内の作業効率の改善など大きく貢献できるのではないでしょうか。
公開直後はプラグインの数も限定されていると思われますが、すぐに多くのユーザーがプラグインを公開してあっという間にプラグインを活用したFigmaの使い方が一般的になっていくでしょう。
UIデザインツールのシェアはどうなる？
UIデザインツールとしては、Adobe XDやSketchを活用している人が多い印象ですが、どちらもプラグイン機能が提供されており、それによってサードパーティ製のアプリとの連携が強化されていたり、ツールの使いやすさが向上しています。
ただ最近では、それらのツールからFigmaに乗り換えることで「業務がスムーズになった」「快適に作業が進められる」と言ったような声もSNS上でよく見かけられるようになっています。プラグイン機能が一般リリースされたら、Figmaの人気やシェアがもっと高くなる可能性もあるでしょう。
まだFigmaを使ったことが無い方も、無料で使えるので一度Figmaを使ってみてください。日本ではまだあまり使っている人は多くないかもしれませんが、他のUIデザインツールと比べても肩を並べる完成度になってきています。
プラグインのベータ版の利用申請はこちら
Figmaは、現在プラグインのベータ版の利用者をWebサイト上で募集しています。メールアドレスやGithubのアカウントを入力すれば登録は完了です。
一般公開よりいち早くプラグインを試してみたい方、プラグインを自分で作ってみたい方は今すぐプラグインの利用申請を送ってみてください。
下記のリンクから参加申請を送ることができます。
