2018年最新のSEO対策のトレンドやポイントについてまとめました。モバイルファーストインデックスや音声検索、AMP対応などの最新の動きに加え、タイトルや見出しの付け方、ユーザビリティの高いページを作るなどSEO対策の基本の中でも特に重要なものをピックアップしました。

では、早速2018年のSEO対策についてご紹介していきましょう。

タイトルと見出しをしっかりと付ける


最近のGoogleのアルゴリズム修正による検索順位の変動を見ると、タイトルと見出しが適切につけられているページが上位に表示される傾向にあります。

また、Googleの検索順位は、下記の2つの指標が大きく影響していると言われています。

  1. 検索結果に表示された時のクリック率
  2. ページにアクセスされた時の滞在時間

1つめの検索結果表示時のクリック率については、タイトルの付け方によって同じ検索順位でもクリック率が大きく左右されます。

また、h2タグやh3タグなどの見出しを適切に入れることによって、何について書かれている文章なのかがはっきりするのでユーザーがコンテンツを読みやすくなるだけではなく、検索エンジンにも正しくページの内容を伝えることができるため、見出しの付け方も検索順位に影響を及ぼします。

タイトルの前方にキーワードを含める

タイトルは検索結果画面に表示されるため、しっかりと考えて付ける必要があります。あまり長いタイトルになってしまうと、検索結果画面に表示されなくなってしまうため、32文字以内にするのが望ましいと言われています。

また、タイトルの前方にキーワードを用いるように心がけることでページの内容をより分かりやすく伝えることができます。必ずしもタイトルの前方にキーワードを使わないと検索上位に表示されないという訳ではありませんが、できるだけ前方にキーワードを使うように心がけて見てください。

見出しの順番を守る

見出しは付け方のルールが決められており、それに従って付ける必要があります。

正しい見出しの付け方

h2 → h3 → h3 → h2 → h3 → h4 → h4 → h3 → h4 → h4

誤った見出しの付け方

h2 → h4 → h3 → h2 → h4 → h4 → h3 → h2 → h4 → h4

見出しで文章の内容を伝える

見出しはそのセクションの内容が分かるようなものをつけるようにしましょう。見出しは通常のテキストよりも検索エンジンが重視する傾向にあります。タイトルにキーワードを含めた方がいいとご説明しましたが、見出しにも同様にキーワードを入れるようにすると、さらに効果的です。

ほとんどのメディアやブログで見出しは付けられていると思いますが、改めて注意して見出しをつけるようにしてみてください。

画像と動画を適切に使う


先ほど検索結果でのクリック率とページの滞在時間が重要だとご説明しましたが、ページの滞在時間を伸ばすためには画像や動画を表示することが効果的です。

単に滞在時間を伸ばすだけでなく、画像を適切に使うことによって、ユーザーに情報を分かりやすく伝えることができます。文章だけで説明する場合よりも画像で説明があった方が視覚的に理解することができるため、ユーザーに分かりやすく情報を伝えることができます。

ページの滞在時間は2018年も重要なテーマとなると思われるので、テキストばかりの冗長なコンテンツになっているページは、画像と組み合わせてコンテンツを表示して、しっかりとSEO対策を行っておきましょう。

AMPの導入

AMPとは、モバイル端末でページを開いた時に高速表示させるためのフレームワークのことです。Googleの検索結果に「AMP」と書かれているページがAMP導入済みのページですね。

現状はAMPによる検索順位への影響は無いと伝えられていますが、将来的にはアルゴリズムの中に取り入れられ、ランキングを左右する要素の1つになると見られています。また、AMPを導入することでユーザーは読み込み速度が格段に速くなるため、UXが向上したりクリック率が上がるという効果が見込めます。

AMPで表示されたページはシンプルな外見になってしまいますが、カスタマイズすることで見た目を整えたりウィジェットを配置することも可能です。まだAMPの設定を済ませていなければ、ぜひ検討してみてください。

HTTPS化


HTTPS化されているページは検索順位でも優遇するということはGoogleによって明言されており、評価指標の1つとなっています。最近ではレンタルサーバー側でSSL証明書を発行するなど、特別な料金を支払わなくてもHTTPS化できるような環境が整ってきています。一度設定しておけば、その後特にメンテナンスも必要ないため、早めにHTTPS化の対応を済ませておきましょう。

2017年10月に、データの入力がある画面でHTTPS化されていないとGoogle Chromeで警告が出るようになるなど、HTTPS化がより重要視されてきています。最近作られたWebサイトや、しっかりと運営しているサイトはすでにHTTPS化されているかと思いますが、長い間更新していないようなWebサイトも確認しておいた方がいいですね。

モバイルファーストインデックスへの対策


Googleは2017年から実験的にモバイルファーストインデックスの導入を進めていますが、いよいよ2018年に本格的な導入が始まると見られています。

モバイルファーストインデックスが始まると、スマホ用のページがメインのページとして認識されたり、コンテンツが省略されている場合はコンテンツが上手くクローラーに認識されなくなるなど、様々な影響があると見られています。

レスポンシブデザインのサイトであれば概ね問題ないとGoogleが発表しているので特に気にしなくていいかもしれませんが、そうでない場合は改めてモバイルファーストインデックスへの対策が取れている確認しておきましょう。

ユーザービリティを考慮する


ユーザビリティとは使いやすさのことです。Webサイトにおけるユーザビリティとは、アクセスしたユーザーにとってのWebサイトの使いやすさになります。下記のようなポイントが押さえられているページほど、ユーザビリティの高いWebサイトだと言えます。

ユーザビリティを高めるポイント

  • 情報が分かりやすく整理されている
  • 広告が多すぎない
  • ページの読み込み速度が早い
  • 文字が読みやすい
  • リンクテキストが分かりやすくデザインされている
  • ボタンが押しやすいサイズになっている
  • パンくずリストが設置されている

近年、ユーザビリティが高いページであるほど検索上位に表示されやすい傾向にあります。Googleのテキスト認識の性能はすでに人間が文章を読むのと同じくらいの精度に達しており、文字数を稼ぐために長い文章をダラダラと続けたりすれば、質の低いコンテンツだと見なされてしまう可能性もあります。

広告についても、収益が目的のWebサイトであればたくさん貼りたくなってしまうかもしれませんが、あまりにも広告の存在感が強いとユーザーにとってデメリットとなってしまいます。あくまでページのメインとなるのはコンテンツなので、広告はコンテンツの邪魔にならないように配置するようにしましょう。

音声検索への対応はまだ大丈夫

2017年10月頃からに各社がスマートスピーカーの発売を始めました。今後音声検索が増えてくることは間違いないでしょう。2018年のSEO対策には音声検索への対応が必要だという記事がいくつかでていますが、2018年はまだ音声検索への対応によるSEOの効果はあまり出てこないでしょう。

ただ、無視できない領域ではあるので、たまに情報はチェックしておいた方がよさそうですね。

まとめ

2018年のSEO対策について説明してきましたが、最も重要なことはユーザーにとって有益なページかどうかであるとGoogleもはっきりと発表しています。

小手先のテクニックに頼るのではなく、ユーザーにとって有益な情報を提供できているか、分かりやすく情報を伝えられているか、オリジナリティのあるコンテンツかどうかなど、優れたページであれば自然と検索順位も上昇するものです。

その上でSEO対策をしっかりと行うことで、検索結果の上位に表示されるWebサイトへと成長していきます。コンテンツ制作とSEO対策のどちらも重視して、更新するように心がけてみてください。

SEO対策の基本については、こちらの記事を参考にして下さい。