いざWebサイトを作ろうと思っても、どうやって作ればいいのか分からないという方が多いと思います。
Webサイトを作成する際は、目的やスキルに見合った方法を選ばなければ途中で挫折してしまったり、完成したのはいいものの、運用が大変で手が回らなくなってしまうことも。
また、Webサイトと一言で言ってもその目的や用途に応じて必要な機能や構成が異なります。今回はWebサイト制作で失敗を無くすために、Webサイトを作成する主要な方法4つを、それぞれメリットやデメリットと共にご紹介したいと思います。
Webサイトを作成するおすすめの方法
今回ご紹介するWebサイトを作成する方法は下記の4つです。上から順番に初心者の方向けで、下に行くほど作成する際にスキルや時間が必要となります。
- WordPressを使う
- ホームページ作成サービスを使う
- ブログサービスを使う
- 自分でコードを書く
これらの4つの方法のいずれもWebサイトを作ることはできますが、作成できるものや使える機能が異なります。目的に応じて適切な方法を選ぶようにしましょう。
では、早速それぞれの方法について詳しくご紹介していきます。
1. WordPressを使う
WordPressは、インストールするだけで手軽に本格的なWebサイトを作ることができるWebサイト作成ソフトウェアです。ホームページからブログまで、WordPressを使えば幅広いタイプのWebサイトを作ることができます。
コーポレートサイトやブログ、ショップのホームページなど様々な目的に合わせたテーマが公開されているので、目的に合わせたテーマをインストールするだけで簡単におしゃれで本格的なWebサイトを作ることができます。
また、WordPressには「プラグイン」というものが提供されていて、プラグインを追加するだけで簡単にWebサイトへ機能を追加することができます。プラグインを使うことによって、高度な機能もクリック一つで追加できるなど、簡単に複雑なカスタマイズを行うことができるというのがWordPressの大きな魅力の1つです。
ただし、初心者の方が初めてWordPressでWebサイトを作る場合は少し時間がかかってしまうので、すぐにWebサイトを公開したい場合は下記にご紹介しているようなホームページ作成サービスを利用した方がいいでしょう。
- WordPressを利用するメリット
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- 様々なカスタマイズが可能
- テーマをインストールするだけで簡単にデザインを変更できる
- 管理画面が使いやすい
- プラグインを使って機能の拡張を簡単に行える
- WordPressを利用するデメリット
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- レンタルサーバーが必要
- メンテナンスが必要
- 公開までに少し時間がかかる
注意
WordPressには、「WordPress.org」と「WordPress.com」の2種類あります。
大きな違いとしては、WordPress.orgが「インストールして利用するソフトウェア」であるのに対し、WordPress.comは「WordPress.orgのソフトウェアを使ってWebサイトを作るためのサービス」であるという点です。
一般的に「WordPress」と言われる時は「WordPress.org」のソフトウェアのことを指すので、初めてWordPressを使う方は注意が必要です。
WordPress.comでもサイトを作ることはできますが、色々と制限が多いため自由度が高いWordPress.orgを利用するのがおすすめです。
「WordPress.org」のソフトウェアを使ってWebサイトを作る方法については、下記のページでご紹介しています。
2. ホームページ作成サービスを使う
ホームページ作成サービスとは、コードを書かずにホームページを作ることができるサービスです。お店のホームページや簡単なコーポレートサイトなど、ブログ形式では要件を満たさない場合におすすめの方法です。
ホームページ作成サービスを利用すれば、いくつか設定を行うだけで簡単にWebサイトのベースが完成してしまいます。後は掲載したい情報を管理画面上から入力していけば、あっという間にWebサイトが完成です。
無料プランが用意されているサービスもありますが、利用できる機能に制限があったり広告を非表示にできなかったりするので、本格的なホームページを作りたい場合は有料プランに登録した方がいいでしょう。
サービスによってはネットショップを公開するための機能が用意されているものもあるので、ECサイトを作りたい場合にも活用することができます。
- ホームページ作成サービスを利用するメリット
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- 多様なデザインテンプレートが用意されている
- 機能が豊富を利用できる
- 手間をかけずにすぐにホームページが公開できる
- ホームページ作成サービスを利用するデメリット
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- 無料プランだと機能に制限があったり広告が表示されてしまう場合がある
- カスタマイズに制限があり、自由度が低い
3. ブログサービスを使う
ブログサービスとは、その名の通りブログを作って公開するためのサービスです。アカウントさえ作ってしまえば、すぐにWebサイトを作ることができるのでたった数分でWebサイトを作ることができます。
Webサイトが必要になった時、ホームページではなくブログで十分なのであれば、ブログ作成サービスを利用する方がより簡単にWebサイトを作ることができます。
例えば、ショップのWebサイトを作る場合などにホームページを作るのではなく、ブログでWebサイトを作って情報発信を活発に行うようなケースがありますね。
ブログサービスを利用する場合は、デザインテンプレートがいくつか用意されているので、いくつかのデザインの中から自分の好みにあったものを選択するだけで簡単にWebサイトを作成することができます。
ただし、ページの構成が変更できなかったり、自由にページの追加を行うことができないためカスタマイズをしっかりと行いたい人には向いていません。
- ブログサービスを利用するメリット
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- すぐにページが作成できる
- コーディングの知識が必要ない
- 色々なデザインテンプレートが用意されている
- ブログサービスを利用するデメリット
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- コーポレートサイトなどは作れない
- 自由度が低い
- 無料会員ではできることが限られている
4. 自分でコードを書く
最後に、最も一般的な自分でHTMLやCSS、JavaScriptのコードを書いてWebサイトを作る方法です。
この記事で紹介している4つの方法の中では最も高く、高機能なWebサイトを作ろうと思ったら高度なプログラミングの知識も必要となります。
「Webサイトの作り方は分からないけれど、自分でコードを書いてWebサイトを作りたい!」という方はまずHTMLとCSSの勉強からスタートしてみましょう。
また、CSSフレームワークと呼ばれるものを利用することでデザイン制作にかける時間を短縮することもできます。
- 自分でコードを書いてWebサイトを作るメリット
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- すべて自分で好きなように作れる
- Web制作のスキルが身に付く
- 自由度やカスタマイズ性が高い
- 自分でコードを書いてWebサイトを作るデメリット
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- レンタルサーバーを用意しないといけない
- 自分でメンテナンスしなければならない
- 最低でもHTMLとCSSの基本的な知識が必要
- 高機能なWebサイトを作るには高度な知識が必要
まとめ
4つの方法をご紹介しましたが、まとめると下記のようになります。
- 本格的なWebサイトを作りたい場合
- WordPress
- 手間をかけずにWebサイトを作りたい場合
- ホームページ作成サービス、ブログサービス
- Web制作の知識を身に付けたい場合
- 自分でコードを書く
本格的なWebサイトを作りたい場合はWordPressを使う方法が最もおすすめです。レンタルサーバーの登録やWordPressのインストールに少し時間がかかってしまいますが、一度作ってしまえばカスタマイズやコンテンツ管理を簡単に行うことができるので、Webサイトの運用が楽になります。
WordPressのインストールから初期設定までの手順については、下記のページでご紹介しているので、参考にしてみてください。