2016年はUberEATSがサービスを開始し、東京に住む人のフードデリバリーの概念を大きく変えることとなりました。2017年も同様に様々な新しいサービスが公開され、多くの話題を集めています。そんな注目サービスを簡単な説明とともにまとめてみました。
VALU
VALU(バリュー)は、個人で「VA」と呼ばれる「株」に似たものを発行し、他の人達がそのVAを購入することにより、「投資」を行えるというサービスです。
例えば、10VAを1万円で公開するとします。もしそのVAが全て購入されれば、10VA×1万円で10万円の資金を獲得することができます。これまで個人で投資を募る場合にはクラウドファンディングのような形が一般的でしたが、VALUはそれに代わるサービスになるのでは、と注目されているわけですね。
VALUを保有している人のことを「VALUER」と呼びます。では、VALUに投資するメリットはなんなのかというと、「優待」が受けられるという点です。VAを公開した人は、VALUERに対して優待をつけることができます。例えば、「3VA持っている方は、◯◯を差し上げます」といったように独自の優待を決められます。その優待を魅力的に思う人が多ければ、もちろんその人のVAの価値は高くなります。
このように、個人で株式会社と似たような事ができるのがVALUです。(厳密には株と違う点がいくつかありますが、イメージとして捉えてください。)
ただ、VALUは最近もYouTuberの「ヒカル」さんがネットニュースで話題となったように、まだまだ不完全な部分やリスクも多く持ち合わせています。一般的に使われるようになるまでは、もう少し時間がかかるかもしれませんね。
CASH
CASHは、自分の持っているものの写真をスマホで撮影して送るだけで、簡単に換金できるという「質屋」に似たサービスです。ユーザーは、キャッシュを受け取ってから2ヶ月以内にキャッシュを返すかそのアイテムを送るかを選べます。
今すぐにお金が欲しいけど、給料日でまだ日にちがある…。という時は、自分の持っているアイテムを撮影するだけでキャッシュに変えられるので、なかなか便利なサービスですね。
開始初日にサービス一時停止に
CASHはサービス公開初日にすぐサービスが一時停止となり、そのことでも大きな話題となりました。なんと、開始から16時間半ほどで29241ダウンロードされ、72796回もアイテムがキャッシュ化され、その金額は3億6600万円にも上りました。運営する株式会社バンクはまだまだ小さな会社なので、それ以上の換金には対応できなかったのでしょう。
サービスの仕組みなどをもっと精査しないと、一般的に使われるサービスにはならないかもしれませんが、もしサービスが再開されたら一度は利用してみたいですね。
2017年8月24日ついにサービス再開!
サービスの一時停止からおよそ2ヶ月後の2017年8月24日、CASHがサービスを再開しました。再開時点では1日の上限額が1000万円に設定されていたり、サービスの仕組みやアプリにも色々と変更が加えられているようです。
CASHは便利なサービスなのですが、何も知らずに利用してしまうと損をしてしまう可能性があります。CASHを利用する前に知っておいて欲しい注意点を下記の記事で紹介しています。利用する前に、ぜひチェックしてみてください。
honestbee
honestbeeは、料理や生鮮食料品を好きな場所まで届けてくれる買い物代行コンシェルジュです。UberEATSと似たようなサービスですが、honestbeeはスーパーや専門店、産地直送品など取り揃えているというのがポイント。すでに出来上がっている料理だけでなく、食材などの買い物も代行してくれます。
ネットスーパーと変わらないのでは?と思うかもしれませんが、honestbeeなら複数の店舗の注文をまとめて配送が可能。面倒な買い回りを専任のコンシェルジュが代わりに行ってくれます。
また、多くの人気を集めているCOSTCO(コストコ)の商品を配送可能。COSTCOは郊外まで足を伸ばさないといけないので、なかなか頻繁に買い物をすることができませんが、少しの配送料を払えば自宅に居ながら買い物できるのであれば助かる人も多いのではないでしょうか?
さらに、今なら「OISHIFOOD」というコードを入寮すると初回の注文が1000円OFFになるキャンペーンを実施中!(2017年8月19日現在)無料で人気レストランの料理を食べるチャンスです!
まとめ
最近のサービスはFintechに近い「お金」に関するサービスが多くリリースされているような気がしますね。あらゆるものがウェブサービスやアプリによって取って代わることにより、私たちの生活はどんどん便利になっていきますが、それに合わせて新しいサービスに関する問題が浮上したりもします。
新しいもの好きな人はどんどん手を出してみるのもいいかもしれませんが、すべてのサービスが安全という訳ではありません。不安な人は少し待って一般化されてから利用するのがいいかもしれませんね。