UberEATS」(ウーバーイーツ)は、配車サービスで有名な「Uber」(ウーバー)が運営するフードデリバリーサービスです。

UberEATSは2014年の12月にロサンゼルスで開始され、東京は8カ国34都市目の地域として、2016年9月29日からサービスをスタートしました。アプリも同時にリリースされ、AndroidiOSでそれぞれダウンロードが可能です。

配車サービスのUberがなぜ料理の宅配サービスをスタートしたのか、UberEATSとは一体どんなサービスなのかをご紹介したいと思います。

Uberとは

Uberの配車サービスの特徴をまとめると、こんなかんじです。

  • アプリで簡単に自分のところへ呼べる
  • タクシーのように目的地まで連れて行ってくれる
  • タクシーよりも高級感のある車に乗れる
  • 社内での支払いは不要で、アプリ上で自動的に支払われる
  • 料金はタクシーより若干高い程度
  • 混雑しているタイミングでは少し料金が高くなっている

イメージ的には、少しグレードの高いタクシーみたいなかんじです!少しタクシーよりも金額が高いけれど、気分良く移動できるので特別な時なんかはタクシーではなくてUberに乗ってしまってもいいかもしれませんね!

UberEATSとは

配車サービスの企業がスタートしたフードデリバリーサービスとはどんなものなんでしょうか?

普段デリバリーを行っていない店舗の料理を自宅で楽しむことができる

UberEATSは自分たちでレストランを持っているわけではなく、色々な飲食店の料理をデリバリーする部分だけ担当しています。

そのため、普段デリバリーをしていないような店舗もUberEATSではデリバリー可能だったりするので、これまでレストランに行かないと食べられなかった料理が自宅で食べることができたりします!

開始時点では6割もの店舗がデリバリーを初めて行うそうで、外出する気分ではない時も自宅で色々なバリエーションのレストランの味を楽しむことができたり、お子さんが小さくて静かなレストランに連れて行きづらい時にも使えそうですね。

飲食店のメリット

飲食店のメリットは、初期投資のコストをかけることなくデリバリーサービスを開始することができることです。

自前でデリバリーサービスを開始しようとするとドライバーを店舗で雇って配達する必要がありますが、UberEATSの場合はドライバーまで用意してもらえるので、注文が入ったらドライバーに食事を渡すだけというシンプルなオペレーションで成立してしまいます。

UberEATSの仕組みと特徴

配達時間が早い

公式サイトによると、平均して注文から35分で料理を届けてもらえるようです。しかもアプリ上から自分の注文が現在どういうステータスなのか、配達員がどのあたりにいるのかなどを確認することができるんです!

配達員の場所が確認できるので、少し遅いなというときも安心して待つことができそうです。

配達員は一般人!?

UberEATSは一般の人でも登録すれば配達員としてお客さんの元へ食事をデリバリーし、お金を稼ぐことができます。

配達員をやってみた人のレポートもウェブ上にちらほら見かけられますね。
UberEATSの配達員をやってみたら、長文になった

一般の方も配達員として参加してもらうことでたくさんの配達員を確保することが可能です。それが短い配達時間の実現につながっていると思われます。

利用料の仕組みは?

UberEATSを利用する分には配送料も無料のため、利用料や手数料を取られることはありません。

その代わりにユーザーが支払った金額のうち、約30%をUber側が手数料として受け取り、店舗に約70%が支払われているようです。(一部店舗の情報であり、店舗ごとに利用料が異なる可能性があります。)

料金が変動する

配車サービスのUberも混雑時には料金が少し高くなりますが、海外のUberEATSの場合でも同様に混雑時は少し料金が高くなるようです。

日本でのUberEATSでも同様に料金が変動するかはまだ分かっていませんが、お得に利用したければランチやディナーなどの混雑時は避けて注文したほうがよさそうです。

2016年11月11日現在、料金が変動することは確認されていないようです。

なぜUberがフードデリバリーサービスを展開するのか

Uberは配車サービスとして成功をおさめました。Uberが配車サービスで行っている主な内容は、効率よくユーザーの元へ配車し、目的地まで案内するということです。

どの車が案内すれば短い時間でお客様の元へ到着できるか、どの辺りで待機していればスムーズに配車することができるかというロジスティクスのノウハウを配車サービスで培いました。

このノウハウはフードデリバリーにも同じように効率よくレストランで料理を受け取って、お客様の元へ届けることに活かすことができます。

海外では当日配送の宅配サービスUberRUSHなども展開しています。Uberが色々な事業に手を出す理由には、配車サービスで得たロジスティクスの強みがあるんですね。

UberEATSの配達員は稼げる!?

配達も“シェア” Uberのフード宅配「UberEATS」の配達員をやってみたという記事によると、

“報酬は1注文あたりの単価と、距離に応じて上がります。ローンチ初日時点では、1~2キロ程度の移動で、1注文で約600円の報酬でした。”
“1つの配送にかかる時間は、通知を受けて、店舗に取りに行き、出来上がりを待ったり待たなかったりして、20~30分です。なので、1時間あたりの配達数は2回くらいがいいところです。”

とのこと。普通にアルバイトをする以上のお金は稼ぐことができそうですね。

クーポンを使ってお得に使おう!

UberEATSはコードを入力することでクーポンを利用することができます。

公式Twitterに投稿されているプロモコード「EATSJPT11」を入力すると2000円分のクーポンがゲットできるみたいです。

それ以外にも、招待クーポンというものがあり、招待した人と招待された人がそれぞれクーポンをゲットできるようになっています。

上手く使いこなせば、普段手が出せないようなレストランの料理を安く注文することができますよ!

まだまだトラブルも多そう

#UberEATS のメニュー「1円」祭り? 注文したら正規料金だった件の記事にあるように、金額が誤って1円で表示されるバグが発生しているようです。

実際に請求される金額は正規の金額のため、間違って購入してしまっている人もたくさんいるのではないでしょうか。こういった不具合はユーザーの信頼を下げてしまうので、今後はこういった事態が発生しないようにしっかりと運営してもらいたいところです。

※サービス開始当時は下記のようなトラブルも起きていたようですが、現在は解消されているようです。

新たな配達エリアと事前予約機能

2016年12月12日に配達エリアが拡大され、さらに事前予約機能が追加されました。新しい配達エリアと事前予約機能についてはこちらにまとめました。
UberEATSの配達エリアが拡大!新たに事前予約機能も

まとめ

開始時点では東京の一部地域に配達エリアを限定していますが、今後エリアは広げていく予定とのことです。配車サービスで革命を起こしたUberですが、フードデリバリーサービスでも同じように革命を起こすのか、それとも消えてしまうのでしょうか。今後の動きから目が離せません!