ChatGPTを中心に様々なAI関連サービスが注目を集めています。Webデザイン、Web制作においても同様に様々なサービスが登場しています。

今回は、WordPressの公式ドキュメントを学習データとして作られたAIチャットボット「ChatWP」をご紹介したいと思います。

ChatWPとは

ChatWPとは、海外のUglyRobot社によって提供されているWordPressの公式ドキュメントを学習したChatGPTを使ったAIチャットボットです。

カスタマイズ方法や機能の使い方などWordPressのコード関連の質問をチャットで投げれば、すぐに回答を得ることができます。日本語で質問することも可能です。

ChatGPTでもWordPressについて質問を投げるとある程度回答してもらえますが、ChatWPは公式ドキュメント全体を学習データとして使用しているため、正確な情報を得ることができると考えられます。

公式ドキュメントを読めば解決するかもしれませんが、あいまいなキーワードで検索してもChatGPTが意図を汲み取って回答を提示してくれるので、その点では公式ドキュメントよりも使いやすいと言えるでしょう。

ChatWPの使い方

ChatWPはログイン不要で、Webサイトにアクセスすればすぐに利用することができます。

ページ中央にテキストフォームが表示されているので、入力して「Ask」を押せばチャットボットが回答してくれます。

例えば、固定ページに記事一覧を出力するためのコードを質問した所、下記のように回答が表示されました。

Q:固定ページに記事一覧を出力するコードを教えて

A:WordPressで固定ページに記事一覧を出力するには、以下のようなコードをその固定ページのテンプレートファイルに追加することができます。

<?php
  /*
  Template Name: 任意のテンプレート名
  */
  get_header(); ?>
  
  <div id="primary">
    <main id="main" class="site-main" role="main">
      <?php
      //記事一覧を取得するクエリ
      $args = array(
        'post_type' => 'post', //投稿タイプを指定
        'posts_per_page' => 10 //表示件数を指定
      );
      $query = new WP_Query( $args );
      ?>
  
      <?php if ( $query->have_posts() ) : ?>
      <ul>
        <?php while ( $query->have_posts() ) : $query->the_post(); ?>
        <li>
          <a href="<?php the_permalink(); ?>"><?php the_title(); ?></a>
        </li>
        <?php endwhile; wp_reset_postdata(); ?>
      </ul>
      <?php endif; ?>
  
    </main><!-- #main -->
  </div><!-- #primary -->
  
  
  <?php get_sidebar(); ?>
  <?php get_footer(); ?>

このコードでは、テンプレートファイルの先頭に任意のテンプレート名を指定しています。また、記事一覧を取得するクエリには、投稿タイプを ‘post’、表示件数を 10 に指定しています。ループ内では、投稿のタイトルとパーマリンクをリンクとして出力しています。最後に、サイドバーとフッターを出力する処理があります。

このコードは、WordPressの標準ループを使用して記事一覧を取得していますが、もしもカスタム投稿タイプなどを対象にしたい場合には、post_typeパラメータを変更することで対応できます。また、記事一覧の表示件数や並び順についても、クエリを調整することで変更できます。

単にコードを表示するだけでなく、コードの説明も付け加えてくれています。ChatGPTのようにスレッド形式で同一のトピックについて質問することはできないため、1問1答形式となります。

また、コードだけでなく、単に機能について質問することもできます。

Q:カスタム投稿タイプって何?

A:カスタム投稿タイプ(Custom Post Type)とは、WordPressで投稿やページ以外にも、独自の投稿タイプを追加することができる機能です。WordPressに標準で用意されている投稿とページタイプ以外にも、例えば製品、イベント、ポートフォリオ、教材など、サイトの目的やコンテンツに合わせて、投稿タイプを大きく分けることができます。カスタム投稿タイプを追加する際には、プログラムを使用するか、プラグインを利用することが一般的です。詳しくはWordPress公式サイトを参照してください。

きちんと情報を調べたい場合はやはり公式ドキュメントを直接読んだ方が適切だと思いますが、パッと調べたいというような場合には使えそうです。

独自のチャットボットが作れるDocsBotも

ChatWPは、同じくUglyRobot社によって提供されている「DocsBot」というサービスを使って作られています。

DocsBotはWebサイトやドキュメントを学習データとして独自のチャットボットが作れるサービスで、コードを書かずに様々な用途のチャットボットを作成することができます。

ChatWPのようなオリジナルのチャットボットを作りたいという方は、ぜひ試してみてください。