グラフィックデザイナーの年収、業界、労働時間、趣味など様々なデータをまとめたインフォグラフィックが、海外メディア「Webdesigner Depot」で公開されました。
これからグラフィックデザイナーになりたい方も、現在グラフィックデザイナーとして働いている方も、非常に面白い内容になっているのでご紹介したいと思います。
ぜひ、自分の仕事と比べながら読んでみてください。
INDEX
グラフィックデザイナーとは
グラフィックデザイナーの仕事は「伝えたいメッセージや情報をイラストや図で分かりやすくまとめ、ターゲットに効果的に伝える」ことです。
雑誌や新聞などの印刷物の他、Web上の広告など、様々な業界や分野で必要とされる職種であり、まさにデザイナーの花形とも言える人気の職業です。
グラフィックデザイナーに関するデータ
では、早速公開されたデータを見ていきましょう!
基本データ
19〜29歳が全体の49.6%
やはり若い人が占めている割合が多いですね。近年ではパソコンを使ってデザインすることが多いため、パソコンに慣れている若者の割合が増えてきたと考えることもできます。
女性が57%、男性が43%
グラフィックデザイナーは女性の方が多いということです。そう言われると、男性と女性ではデザインに少し傾向が異なっているような気がします。そのような所がこの数字に影響しているのでしょうか。
アジアのグラフィックデザイナーは全体の3.4%
アジアのグラフィックデザイナーは世界と比べると非常に少ないことが分かります。逆に考えると、これから増えてくる可能性があるのでグラフィックデザイナーを目指している人はチャンスかもしれません!
グラフィックデザイナーの20%はフリーランスで働いている
グラフィックデザイナーになってフリーランスを目指す!と思っている人が多いかもしれませんが、データで見るとフリーランスは全体の20%のようです。
グラフィックデザイナーの80%が仕事に満足している
80%が仕事に満足しているというのは驚きです!やりたいことを仕事にできている人が多いということでしょうか。
平均年収は46,900ドル
中でもデザイン会社、広告、PR会社などは平均年収が高い傾向にあるようです。より創造性が求められる現場では、高い能力を持ったグラフィックデザイナーが集まるのでしょうか。
グラフィックデザイナーが働いている業界の割合
デザイン会社や広告会社など、人にメッセージを伝えるような業界で働いている人が多いようです。
デザイン会社 | 10% |
---|---|
広告会社、PR会社など | 8% |
新聞、雑誌などの出版社 | 7% |
印刷会社など | 7% |
卸売業者 | 6% |
高く評価されるスキル
グラフィックデザイナーとして評価されるためには、ただ単にデザイン能力が優れているだけではなくて、チームとして動くためのコミュニケーション能力や、プロジェクトを円滑に進めるためのタイムマネジメント能力が必要なようです。
- 分析スキル
- 芸術の能力
- コミュニケーションスキル
- コンピュータースキル
- 創造性
- タイムマネジメント能力
人気のソフト・ツール
Adobe社のツールが上位を占めています。特にIllustratorが人気のようで、グラフィックデザイナーを目指している人は必須のスキルとなりそうです。
- Adobe Illustrator
- Adobe Photoshop
- Adobe Dreamweaver
- Adobe InDesign
1週間の労働時間
労働時間は40~49時間が圧倒的に多数という結果になりました。しかし、日本で広告業界や出版業界と激務のイメージがあります。海外のデータなので、日本ではあまり参考にならないかもしれません。
20時間以下 | 7.1% |
---|---|
20~29時間 | 6.7% |
30~39時間 | 18% |
40~49時間 | 47% |
50~59時間 | 13% |
60時間以上 | 7.3% |
製作のプロセス
ただ単にグラフィックデザインを作ると言っても様々な過程があります。
- 打ち合わせ
- 調査
- 概要作成
- コンセプト策定
- プレゼンテーション
- 修正
- 製作
- 公開
趣味
グラフィックデザイナーに人気の趣味まで公開されています。一般的な趣味もありますが、芸術や映画など、感性を揺さぶられるようなものが多いように見受けられます。
- 映画
- 音楽観賞
- 芸術
- ジム
- 読書
- スポーツ
- サイクリング
- テレビ観賞
- 音楽(演奏)
- エアロビクス
- 買い物
- 水泳
- キャンプ
- 天文学
- ダンス
- ボーリング
- セーリング
公開されている画像はこちら
実際に公開されている画像はこちらです。
まとめ
読んでいるとグラフィックデザイナーを目指してみたくなるようなデータばかりでした。
単純にデータとして公開するよりも、こうしてインフォグラフィックでまとめた方が情報がまとまって分かりやすくなり、見る人の興味を惹きつけることができます。
こういった作品は、改めてデザインの大切さに気付かされますね。