当サイトで以前から何度かご紹介していたGoogle製のサービス「Gallery」が、2018年5月ついに公開されました。

Googleはこれまでも様々なツールをリリースしてきていますが、デザイン関連のツールは無かったのでしょうか。Google製というだけで気になってしまうGalleryについて、その機能や特徴をご紹介していきたいと思います!

スポンサーリンク

Galleryとは

Galleryは、Googleが提供するデザイン共有、フィードバック、バージョン管理を行うことができるコラボレーションツールです。作成中のデザインをチームメンバーに共有したり、コメントを残すことによってフィードバックを行うことができます。

また、アプリやWeb開発の際にデザインデータからプロパティを抜き出して表示する機能があったり、デザイナーだけでなく開発者も必見のツールとなっています。

英語ですが、YouTubeでGoogleがGalleryに関する動画を公開しています。

デザインの共有

Galleryでは、プロジェクト毎にデザインをアップロードして共有することが可能です。プロダクトの企画段階に作ったワイヤーフレームやプロトタイプから、最終的なデザインが完成するまでそれぞれをバージョンに分けて管理することが可能なので、変更を後から確認したり、誰がデザインを変更したのかなどを追うことも可能です。

デザインが更新されてもバージョンごとにファイルを確認することができるので、過去の修正を遡って確認することができ、アップデートを行った際なども過去のデザインを見ることができるようになっています。

フィードバックをもらう

InVisionやPrott、Sketchのプロトタイプでは一般的な機能ごとですが、画面デザイン毎にメンバーがコメントを残してフィードバックを行うことが可能です。上記の画面の右側にコメントエリアが表示されていますね。

フィードバックはプロジェクトに参加しているメンバーであれば誰でも見たり返信したりすることができて、修正点や改善点の洗い出しを行う際に役立ちます。コメント毎に未対応、対応済みのステータス管理を行うことができるので、対応済みのものと未対応のものを整理できるようになっています。

Sketchとの連携

Galleryの公開に合わせて、Google公式のSketchプラグイン「Material」が公開されました。Materialの主な機能は下記の通りです。

  • Sketchで作成したデザインをGalleryにアップロード
  • Sketch上で利用可能なマテリアルデザインテーマを作成

それぞれ具体的にどういったことができるのかご紹介していきます。

SketchからGalleryにデザインデータをアップロード

Sketchで作成したデザインは、Plugins > Material > Upload to Gallery から簡単にアップロードすることができます。

SketchからアップロードしたデザインファイルはZeplinやSketch Measureのように、Inspectモードでデザインの細かいプロパティを確認することができるようになります。

Sketch上でマテリアルデザインを簡単に制作

Materialのもう一つの大きな機能は「Material Theme Editor」と呼ばれるものです。Material Theme Editorを開くと、Sketch上にウィンドウが表示され、下記の4つのテンプレートテーマから1つ選択してライブラリとして利用できるSketchファイルを作成することができます。

  • Baseline
  • Crane
  • Fortnightly
  • Shrine

テーマを作成したら、左上のInsertの所からシンボルとして利用することができます。テーマを編集したい場合は、元のファイルのデザインを変更すればテーマを使用しているファイルに変更を反映することができます。

それぞれのテーマがとても洗練されているため、パーツを組み合わせてデザインを作っていけば、あっという間にマテリアルデザインを使ったオリジナルのデザインを作成できてしまいます。

Material Theme Editorについても、英語音声のみですがGoogleがYoutubeで動画を公開しています。

スポンサーリンク

今後のGalleryの展開を予想

おそらくGalleryは、プロトタイピングツールとしての進化を遂げていくのではないかと考えられます。

現状はSketchだけですが、様々なデザインツールで作成したデザインをGalleryにアップロードすることでデザインデータ、リソース、デザインガイドなどあらゆるものをGalleryへ集約し、最終的にはデザインプラットフォームを構築することになるのではないでしょうか。

また、GoogleといえばGoogle AssistantなどAI分野においても先頭を走るプレイヤーです。GoogleのAIがデザインの修正点を指摘するような機能が追加される可能性は十分考えられますね。

まとめ

最近ではデザインツール戦国時代と呼ばれていますが、まさかGoogleがこの戦いに参戦してくるとは思いませんでした。

とはいえ、Googleはマテリアルデザインという世界でも圧倒的な知名度を誇るデザインシステムを作った企業です。もしかすると、Googleがデザインツール戦国時代に勝利を収め、天下統一する日はそう遠くないかもしれません。

今回ご紹介したGallery以外にも、Googleが公開しているマテリアルデザインのサイト上に様々なコンテンツが公開されているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

おすすめの記事