シェアサイクルサービスとは、自転車をシェアして利用することができるサービスです。あまり馴染みが無いかもしれませんが、海外では多く使われている国もあって、日本でも足並みを揃えて様々なサービスがスタートしようとしているのはご存知ですか?
今回は、日本で利用できる注目のシェアサイクルのサービスと、シェアサイクルサービスを利用するメリット・デメリットについてご紹介していきたいと思います。
シェアサイクルサービスとは
シェアサイクルサービスとは、自転車をシェアして利用できるサービスです。それってレンタル自転車と何が違うの?と思うかもしれませんが、シェアサイクルサービスの大きな特徴は、アプリと連携してロックを解除して利用できるという点です。
近年IoTという「モノのインターネット」が話題となっていますが、シェアサイクルサービスは言わば「自転車のインターネット」です。
自転車をインターネットに接続することにより、事業者側は街中の自転車を管理できるようになり、ユーザーはアプリから気軽に自転車を利用できるようになりました。
話題のシェアサイクルサービス
シェアサイクルを提供するサービスはいくつか登場していますが、その中でも注目のサービスをいくつかご紹介しましょう。
Mobike
Mobikeは中国でスタートしたシェアバイクサービスです。すでに中国では多くの人に利用されており、一般的なサービスになりつつあります。シンガポールやイギリスなど海外でもサービスを提供開始しており、世界的には最も普及しているシェアサイクルサービスなのではないでしょうか。
2017年9月初めに札幌でサービスの提供を開始し、日本初上陸となりました。近いうちに他のエリアでもサービス提供を開始すると見られており、待ち遠しいという声が各所から出ているみたいです。
メルチャリ
メルチャリは、フリマアプリ「メルカリ」を提供しているメルカリ社が発表したシェアサイクルサービスです。
2018年の初めから都心部でサービスの提供を開始し、順次展開エリアを広げていくとのことです。ITの大企業が参入するということで、発表直後から様々なSNSでシェアされ話題を呼んでいます。
メンバーも募集中みたいなので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか?
ドコモ・バイクシェア
ドコモ・バイクシェアは都内を中心にシェアサイクルを展開しているサービスです。利用エリアを歩いていると、ドコモ・バイクシェアの赤い自転車をよく見かけるという方も多いのではないでしょうか。
すでに都内で展開しているサービスとしては、最も有名なシェアサイクルですね。
シェアサイクルサービスを利用するメリット
- 乗り捨てできる
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自転車を使ってどこかまで出かけた場合、自分の所有している自転車であれば帰り道も自転車で移動しなければなりません。シェアサイクルサービスは、決められた範囲内であれば自転車を乗り捨てて帰ってしまうことが可能です。
突然雨が降ってきた時や飲み会に行くことになった場合などには電車やバスで帰ってしまっていいので、自転車によって行動が制限されないのは大きなメリットですね。
- 駐輪場がいらない
- マンションやアパートに住んでいる場合、駐輪場が無くて停めておく場所がないことがありますよね。シェアサイクルは所定のエリアに自転車を停めておけばいいので、駐輪場を自分で確保する必要がありません。
また、目的地に到着して自転車を停めておく時に、駐輪場を利用すると料金が発生してしまいますが、シェアサイクルサービスは自転車を停めておくスペースが確保されているので駐輪場を利用する料金が必要ありません。
シェアサイクルサービスを利用するデメリット
- 近くに利用できる自転車がない可能性が
- いざ移動したいという時に、周辺の自転車がすべて利用中だとサービスを利用できない可能性があります。シェアサイクルである以上しょうがないことなのですが、通学や通勤にシェアサイクルを使うと利用できないと予定通り移動することができない可能性があるので気をつけないといけませんね。
- 利用する度にお金がかかる
- シェアサイクルサービスは基本的に利用した時間に応じて料金が発生します。日常的にシェアサイクルを利用する場合には、もちろんそれだけ料金がかかってしまうことになります。
自分で自転車を所有すると駐輪場を利用する料金はかかってしまいますが、日常的に自転車に乗るという方は買ってしまった方が安く済む可能性がありますね。
まとめ
2016年の終わりにUberEATSが日本に登場し、その波に乗って続々とフードデリバリーサービスが発表されました。Mobikeの日本上陸やメルチャリの発表はその時と似た雰囲気を感じさせていて、2018年にはシェアサイクルサービスが一般的になっているかもしれません。
技術の進化によってIoTの分野も更に盛り上がりを見せているようで、2017年から2018年にかけて新たなIoTサービスが続々と登場してきそうですね。いち早くIoTサービスを利用したいという方は、最新情報をチェックしてみてください!