WordPressの自作テーマを作る場合、0から自分で作る方法でも作ることはできますが、WordPress独自のコードを記述する量が多くなってしまい、かなりの手間がかかってしまいます。

そんな時に使えるのが「ブランクテーマ」「スターターテーマ」と呼ばれるテーマです。

今回は、ブランクテーマの基本と2020年最新のおすすめブランクテーマをご紹介したいと思います。

ブランクテーマとは

ブランクテーマとは、スターターテーマと呼ばれたりもしますが、WordPressのテーマを自作する時にベースとして使うテーマのことを言います。

0から自分でテーマを作ると、WordPress独自のコードを自分で記述しなければなりませんが、ブランクテーマを使えば基本的なコードがすべて揃った状態から始めることができます。

具体的に、ブランクテーマを活用するメリットには下記のようなものがあります。

  • WordPressの知識が少ない人も自作テーマを作りやすい
  • テーマ自作の手間を減らすことができる
  • CSSだけでのオリジナルテーマ作成もある程度可能
  • 404.phpなど必要なページがすべて揃えられている
  • WordPressのきれいなファイル構成も学べる

WordPressのロジック部分のPHPコードを自分で実装すると、意図せぬエラーが発生したりセキュリティ面の問題が発生してしまう可能性がありますが、ブランクテーマを使えばそのようなリスクを減らすことができ、あまりWordPressに使い慣れていない人がテーマを自作する場合はブランクテーマを使うのがおすすめです。

ブランクテーマを使ってテーマを自作する手順

ブランクテーマを使って自分でテーマを作る場合は、主に下記のステップで作業を行います。

  1. ブランクテーマをダウンロードする
  2. PHPのテンプレートファイルに必要なHTMLコードを追加する
  3. CSSでスタイリングを追加する

つまり、ブランクテーマをベースにして、必要なHTMLやCSSのコードを書き足していくというイメージです。特殊なことをしなければ、ロジック部分はブランクテーマで用意されているものを利用することができるので、PHPやWordPressにあまり詳しくなくても実装することができます。

また、予めHTMLとCSSでWebサイトをコーディングしておけば、後はそれをコピー&ペーストでブランクテーマの中にコードを書き足していけばテーマを作ることができます。

おすすめのブランクテーマ

Underscores

Underscoresは、スタイリング無しの状態から自作テーマを作りたい人におすすめのWordPressブランクテーマです。

しっかりとウィジェットやメニューなども対応しているので、自分でPHPのコードを書く部分を最小限に抑えることができ、WordPressにあまり詳しくないけれど自作テーマを作りたいという人にはおすすめです。

テーマをダウンロードする時に、Advanced Optionsから「_sassfy!」を選択すると、Scssファイルも一緒にダウンロードすることができ、npmやcomposerでのScssやPHPのエラー監視や自動整形が予め用意された状態でダウンロードすることができます。

また、スマホ向けにドロップダウンメニューを表示するためのスクリプトが用意されていたりして、使い勝手に優れているというのも1つの特徴です。

HTML5 Blank

HTML5 Blankも、スタイリング無しの状態から自作テーマを作りたい人におすすめのWordPressブランクテーマです。

Underscoresよりもシンプルなブランクテーマなので、WordPressにそこまで詳しくないという方はこちらの方が使いやすいかもしれません。

Genesis

Genesisは海外でかなり人気が高いWordPressのスターターテーマで、下記のような特徴があります。

  • SEO最適化が完璧
  • セキュリティ対策がばっちり
  • パフォーマンスが高い
  • 拡張性が高い
  • 専用プラグインも提供されている
  • 子テーマの数が多い

有料のテーマとなっていますが、海外での評判も高く、それだけの価値はあると思います。

また、子テーマも数多く提供されていて、既存のテーマをカスタマイズしてテーマを自作していくという選択肢もあります。

ただ、コードが少し複雑なので初心者の方が手を出すには少しハードルが高かったり、専門的な知識が必要となってしまいます。

BlankSlate

BlankSlateも、スタイリング一切なしのWordPressブランクテーマです。

WordPress公式のテーマとして配布されていて、通常のテーマと同じ様に管理画面からインストールと有効化を行うことができます。

ただし、最終更新が2019年4月となっていて今後メンテナンスされていくかという点に不安が残ります。

Beans

Beansは、WordPressでテーマを自作する時に使用するスターターテーマです。

考え方としてはGenesisと似ていますが、機能はBeansの方がすっきりとしていて、フレームワークにあまり詳しくなくても扱いやすいと思います。

CSSフレームワークのUIKitが組み込まれていて、UIKitのコンポーネントを呼び出して使用することができるようになっています。

Generic

Genericは、カスタマイズ前提で作られたシンプルなWordPressのスターターテーマです。

装飾こそされていないものの、マージンや行間等がある程度整えられていて、自分でデザインを付け足していく形でWordPressのテーマを作り上げていくことができます。

そのため、レイアウトなどを組む手間を省くことができ、自作テーマが作りたいというよりも、オリジナルデザインのWordPressテーマが作りたいという人におすすめです。

まとめ

ブランクテーマ、スターターテーマをベースに自作テーマを作れば、テーマ制作の手間を大幅に減らすことができます。

ただし、WordPressでテーマを自作するには、ある程度WordPressの知識が必要となってしまうため、初心者の方が挑戦するには少しハードルが高いかもしれません。

ブランクテーマを活用することで、ある程度はWordPressの知識が無くてもテーマを作ることはできますが、それでも難しそうであれば、まずはWordPress自体の勉強をしたり、既存テーマのカスタマイズを検討してみるのがおすすめです。

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