SEOとは「Search Engine Optimization」の略です。日本語にすると検索エンジン最適化という意味で、これが検索結果の順位に大きく影響してきます。

例えば飲食店の店の名前で検索すると、ほぼすべてのお店で上位に食べログが表示されます。これは食べログのSEO対策がしっかりしているため、色々な検索ワードで食べログが上位に表示されているということを表しています。

ウェブサイトやブログを作成したら、このSEO対策をしっかり行うことで、アクセス数を伸ばすことができます。この記事では、WordPressでウェブサイトを作成したときに、SEO対策をしっかりと行ってアクセス数を伸ばしていくための方法をご紹介していきます。

サイトマップを作成する

サイトマップとは、Googleなどの検索エンジンに対して、「うちのサイトはこういうページがありますよ!」と伝えるためのものです。これをしっかり設定しておくと検索エンジンでの表示が最適化され、結果として検索順位が上昇したり、アクセス数が伸びる要因となります。ページを作成したのにアクセスが全く伸びない…という人はこのサイトマップを確認してみましょう!

WordPressはなんともありがたいことに、プラグインでそれを簡単に設定できるようになっています。今回使用するのは「All in One SEO Pack」というプラグインです。

All in One SEO Packの設定

プラグインの有効化

まずはプラグインの新規追加から、「All in One SEO Pack」で検索し、インストール、有効化を行ってください。

サイトマップの作成

次に、サイトマップの作成です。ダッシュボードの左側のメニューに「All in One SEO」という項目が追加されているので、そこから「機能管理」のページに移動してください。XMLサイトマップという項目があるので、それをActivateにします。

サイトマップの設定を変更

次に、ダッシュボードのAll in One SEOの中にXMLサイトマップという項目が追加されているので、そこへ移動してください。
色々と項目がありますが、ここで変更が必要な項目は以下のとおりです。

  • Googleへ通知にチェック
  • Bingへ通知にチェック
  • 投稿タイプ>メディア・添付ファイルのチェックを外す

これだけ変更ができたら、一番下にある「サイトマップを更新」をクリックして、設定完了です!

Search Consoleの設定

サイトマップの準備ができたら、次はSearch Consoleで確認します。このページはGoogleで自分のサイトのサイトマップがきちんと登録されているか、どのように検索されているか確認できるページです。以下のアドレスからアクセスしてください。

Search Console

プロパティの追加

では、Search Consoleでサイトを登録する手順を紹介していきます!まずはSearch Consoleのホームから、「プロパティの追加」を選択してください。すると、ウェブページのアドレスの入力フォームが出てくるので、URLを記入し、「追加」を選択します。

ここで、Google Analyticsが登録されていると手順がスムーズです。Google Analyticsを導入していない場合は以下を参考にGoogle Analyticsに登録しておきましょう。

サイトマップの追加

次に、サイトマップを登録していきます。左側のメニューのクロール>サイトマップを開いてください。すると右上に「サイトマップの追加/テスト」という項目があるので、それを選択します。
表示された入力フォームには「sitemap.xml」と入力してください。これでSearch Consoleにサイトマップの登録が完了です!

登録してすぐはに検索結果に表示されるわけではありませんが、数時間〜数日で「インデックスに登録済み」という所にインデックスに登録されたページの数が表示されるようになります。これで見事あなたのウェブページはGoogleのデータベースに登録されたことになります!

インデックスの登録

Googleは世界中のウェブページの更新情報をチェックしています。このチェックのことをクローリングと言います。ウェブページがクローリングされると、Googleの検索結果に反映されるという仕組みですね。このクローリングはリアルタイムで行われているわけではなく、更新してから少し経って反映されます。

クローリングの依頼

クローリングは被リンクが多かったり、更新頻度が高いほど頻繁に行われるためサイトを作成して間もないころはクローリングされる頻度が低いです。そのため、「Fetch as Google」からクロールの依頼をGoogleにしてみましょう!

Search Consoleのメニューから、クロール>Fetch as Googleを選択します。そうすると、URLを入力する箇所が表示されますが、空欄で取得を行うとトップページが対象となるため、何も入力せずに「取得」を選択してください。

インデックスに送信

ページを作成すると自動的にインデックスに登録されますが、自分からインデックス登録を依頼することもできます。先程の取得の結果から、「インデックスに送信」を選択してください。そして、「このURLと直接リンクをクロールする」を選択します。これで数分後にサイトに対して再クロールが実行されます!

クロールを行っても先程のサイトマップのページの「インデックスに登録済み」の所にページ数が表示されなかったり、「保留」と表示されていることがあります。Googleに嫌われたページを作成してしまったんじゃないか…と心配してしまいそうになりますが、これも数日経てば無事に表示されるようになります。
※1,2週間経ってもインデックスに登録されない場合は、設定に問題がないか確認してみた方がいいかもしれません。

コンテンツの充実化

ここでもっとも重要なSEO対策がコンテンツを充実させることです。SEO対策のためにコンテンツを充実させるなんてわかってるよ!って言いたくなるかもしれませんが、最新のGoogleの検索結果を表示する「パンダアルゴリズム」では、ページの質をとても重要視しています。このアルゴリズムが導入されてから、質の低いページが検索結果に表示される機会がだいぶ減りました。

ウェブサイトやブログを作成してから間もないころは、コンテンツの質を高め、量を増やすことに全力を注ぎましょう。アクセス数が全然増えなくて心が折れそうになるかもしれませんが、ここが一番重要です。これを乗り越えると安定したアクセスを獲得することができるため、しっかりとページを作り上げることを意識しましょう。

終わりに

検索エンジンも日々アルゴリズムをアップデートしています。Googleは利用しているユーザーにとって利益となるようにアルゴリズムの更新を行っています。一時期まとめサイトやアンテナサイトが乱立していたときもありましたが、アルゴリズムの更新によってその検索順位は落ちました。ここで重要なことは小手先のSEO対策はいつかダメになるということです。

もちろん全くSEO対策を行わないのはよくありませんが、小手先のSEO対策に頼りすぎていると、アルゴリズムの変更によって大幅に順位が落ちてしまう可能性があります。そのため、アクセスした人にとって使いやすく、その人のためになるようなウェブページを作っていくことが、もっとも重要な対策になります。努力なくして人気のウェブページは作ることができません。試行錯誤を繰り返しながら、「自分にしか作れないサイト」を作り上げてみてください!