飲食店のレビューサイトといえば、まず思いつくのが「食べログ」ですよね。

どうして食べログがここまで成功することができたのか、食べログの歴史とともに振り返ってみたいと思います。

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食べログの誕生

意外と知らない人も多いかもしれませんが、食べログは「価格ドットコム」などを運営する「カカクコム」が2005年3月にスタートしたサービスです。

当時カカクコムは新規事業を始めようとしていた時期で、その候補の中の1つに「グルメサイト」がありました。

食べログを作った村上敦浩さんはもともと食べることが好きで、既存のグルメサイトに不満を持っていたそうです。

そこで、不満と思っている箇所は改善し、自身の求めている機能を追加していくことで、今の食べログのベースになる部分ができました。

ユーザー目線のサービス

従来のグルメサイトというのは、飲食店がサイト運営者に掲載料を払ってお店を紹介してもらうという広告モデルがベースになっていました。

このモデルだと、お店側からの一方的なコミュニケーションになってしまい、期待してお店に行ったら裏切られたなど、「お店選び」に失敗するという声が後を絶ちませんでした。

そこに目を付けた村上氏は、ユーザーによって作り上げられるサイトを目指し、ユーザーのレビューや投稿によってお店の紹介を行うサービスとして食べログを作り上げました。

レビュー機能

食べログのもっとも重要な機能となったレビューですが、食べログが流行りだした当時はウェブ業界でレビュー機能が流行りだした時期でもありました。

各ユーザーがそれぞれのお店をレビューすることにより、そのお店がいいお店なのかどうか、客観的に評価することができます。

しかし、このレビュー機能がきっかけでやらせ疑惑などが浮上し、度々問題となっている場合が多いです。逆に言うと、それだけ影響力があるということでもあり、食べログの知名度の高さが伺えます。

リボン型ビジネスモデル

食べログは、お店の人と利用ユーザーの間に立って、双方に利益を与えるということを目指したビジネスモデルです。

これを「リボン型ビジネスモデル」とも呼んだりします。そのあたりはこちらの記事に詳しく書かれています。

「食ベログ」vs「ぐるなび」?リボン型ビジネスモデルから学ぶ 時価総額1000億円の事業機会の見つけ方

ユーザーは飲食店を探すときに評価が高い店を探したり、目的に合ったお店を探したりする際に食べログを利用します。

一方飲食店は、広告を載せたりオンライン予約機能を取り入れるという形で食べログを利用し、料金を支払っています。

このビジネスモデルの利点は、サービスがプラットフォーム化されるため「幅」を作ることができます。最近では予約サービスや決済サービスなど色々な分野に手を出し始めていますね。

メディアとしての食べログ

食べログとぐるなびどちらの売上が高いと思いますか?実はぐるなびが売上では食べログを上回っているんです。

一般の方からしたら、当然食べログの方が売上が高いと思ってしまいそうですが、そこに「メディア」としての食べログの可能性が見えてきます。

ぐるナビは飲食店に対して販促支援やメニュー開発などのサービスも行っているため、食べログと比較すると月額料金が高くなっています。

一方で食べログはサイト上での広告収入や有料会員ユーザーの課金売上による売上の比率が大きくなっています。

優れたSEO対策

食べログは優れたウェブサービスであると同時に、価格ドットコムで培ったノウハウを活かして優れたSEO対策が行われています。

店舗名、料理名、地名、駅名、ランキングなどを組み合わせるとトップ3にはほぼ必ず食べログのサイトが表示されます。

これだけ上位に表示されているとユーザーの信頼も得られやすいですし、それだけアクセスされる回数も多くなります。

競合との比較

ここまでメジャーになった食べログですが、売上高で比較してみるとホットペッパーやぐるなびの方が上回っています。

しかしユーザー数は食べログが首位となっており、利用されている回数も食べログが一番多いと推測されます。

詳しくはこちらの記事にまとめられています。

ぐるなびvs食べログ~グルメサイトの成長可能性をみる

まとめ

食べログをビジネスの面から見てみましたが、他の競合とは違う独自の路線を突き進むことで誰からも使われるサービスへと成長しました。

最近でもタイムライン機能の追加など、ユーザーのニーズを掴んだ機能をどんどん追加し続けています。今後もどのようなサービスが追加されていくのか、目が離せません。

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